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第18章 第3話(6)

「んぅうっ……あっ…ぁっ……っ」  抜いて、押しこんで、ぐぶぐぶといういやらしい音をたてながら内部を掻き混ぜて。  艶を帯びた如月の啼き声が、たまらなく官能を刺激する。  加える律動が次第にリズミカルになると、それにともなって如月の腰も淫らに揺れはじめ、甘い喘ぎが絶え間なくその口から零れ落ちた。  覆いかぶさって背後から胸を揉みしだき、両の乳首をつまみ上げる。途端に華奢な背中がビクッと撓る。その腕を持って上体を起こさせ、中腰にさせた状態から突き上げると、より深くなった結合に、如月は白い喉を仰け反らせて甘やかな悲鳴を溢れさせた。 「も、だっ…め……っ、イッちゃ……っ――イッちゃっ、うっ」  切羽詰まったその声に、群司は躰の位置を入れ替えると、如月を自分に跨がらせて下から突き上げた。 「ひぅっ……アッ……や……っ」  腰をとらえて突き上げるタイミングで如月の体重を落とさせ、その衝撃に如月が啼く。上体を起こしておくことができずに倒れこんでくる躰を抱きかかえながら、群司はさらに思うまま、臀部に揺さぶりをかけ、みずからの腰を大きくグラインドさせた。 「やぁあ……っ、アウッ……んっ……ぁ……っ」 「ほら、琉生さん、頑張って」  耳もとで如月にも発破をかけると、息も絶え絶えになりながら、如月も懸命に腰を振る。 「ふ…くっ……っ…んっ……んんんっ……っ」  群司は腕の中に抱きこんだ如月の躰を反転させると、己の下に組み敷き、顔の両わきに腕をついてラストスパートに入った。 「あぁっ……アッ……やっ……あ……っ」  激しい腰使いにベッドのスプリングが大きく軋む。  乱れた呼吸。肌と肌が打ち合わされる派手な打擲音。滴る汗と室内を満たす熱気。  如月が啼き、その声に煽られた群司がさらに興奮を高めて、ともにすぐ目の前に迫る高みへと駆けのぼっていく。 「……っく……っ」  己を包みこむ如月の内壁が、大きく収縮して群司は息を詰めた。それに伴って、如月の背中が撓る。全身を突っ張らせた如月は、直後に細い声を放って躰をふるわせ、群司の腕の中で果てた。

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