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第18章 第3話(5)

「あ……っ、ぁあっ……、んぁっ……」  群司の動きに合わせて、薄く開いた口から絶え間なく甘い喘ぎが漏れる。顰めた眉。仰け反るたびに喰らいつきたくなるような白い喉。なにもかもが扇情的で、それなのにどこかあどけなく、無垢で穢れを知らない存在のように思える。  抱き潰してしまわないか不安になるほど線が細く、作りも華奢なのに、愛おしさが増すほどに征服欲も比例し、どこまでも啼かせたくなる。 「やぁっ、ぐんじ……っ、ぐんじっ」  如月の泣きどころを集中的に攻めたてると、必死にしがみつく如月の嬌声が高く、掠れていった。  腹のあいだで擦れる如月の花茎から、蜜が溢れて両者の肌をしとどに濡らす。 「琉生さん、気持ちいい?」 「んっ……ん…っ……きもち、い…っ。へんに、なっちゃ……っ」 「いいよ。琉生さんのやらしいとこ、もっといっぱい見せて。もっともっと、俺で乱れて?」 「だ、め……っ。……いやっ……いや……っ」  目尻からふたたび涙を溢れさせながら、如月は頭を振りたくる。猛りきった嵩のある先端で最奥を叩きつけるように攻めまくると、如月の声はますます甲高くなって痙攣したように腰がふるえた。  群司は瞬間、己を引き抜くと如月を四つに這わせる。 「あっ、ヤ……っ!?」  そのまま、大きく足を開かせて尻を突き出させ、獣同士が交わるように一気に奥まで暴発寸前の欲望を突き入れた。 「やぁあぁぁぁ――――………………っっっ!!」  如月の口から、甲高い悲鳴が迸る。内壁と後蕾がかつてないほど収縮し、群司は歯を食いしばって押し寄せる快感に耐えた。  大きく反り返った背中から力が抜け、くずおれるように如月の上体が布団に沈む。その腰を群司はあらためて抱えなおし、さらに最奥まで屹立を押し入れるように穿ちながら内部を掻き回した。

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