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④
「痛~~ッ、アホかッベッドから落とす事ないやろ!
慰めてくれへんっ、ベッドから突き落とすっなんつー非道っぷり!
可愛い子やったら抱き締めて添い寝して、モーニングコールの一つや二つ笑顔でしくれるもんやろ!」
「はぁ?さっき頭撫でてやったろうが!」
「ぬかせ!そんなんで慰められたと思うな!」
こ、コイツっ!
頭撫でろっつったのはお前だろーが!
この我儘もそうだけど、まったく持ち合わせていない危機感の無さ
抱き締めて添い寝してだ!?
そんな事よく俺の前で言えるもんだな!
それだったら……
「分かった……そこまで言うんだったら慰めてやるよ」
まだ床に転がる国の腹の上に乗りマウントを取る
と……
「えーと…か、漢?」
国の表情が引き攣った
「止めろって言っても止めねぇからな」
「ははは、冗談…やろ?」
コイツっまだ、んな事言ってッ!
Tシャツを脱ぎ冗談じゃないって事を見せつけると…
「いや、ちょ待てなっ、てッ!うおぉとおいッ、そんな鍛えられた肉体美見せられても嬉しゅーないわ!」
「国、黙れ!」
「か、漢…ほ、ホンマ勘弁…」
やっと理解したらしい
泣きそうな顔して煽るなッ
両手で国の顔を添える
そのまま顔を近づけて……
…………
……
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