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第2話 - ①

漢くんの妄想と現実の悲しき違い ■■■■■■■■■■■■ ピピピピッ、ピピピピッ 携帯のアラームが部屋に鳴り響く 学校、遅刻、起きねぇと… そんな単語が頭ん中に浮かぶと同時に 重い….? 明らかに体に来る重みに、まだ活性化していない頭の中ではハテナマークが現れる (何だ?腕も、足も動かねぇッ) 焦りつつもゆっくり開けた目に映ったのは… 「ん~~由美ちゃ~ん…」 「ッ!!!!」 俺を抱き枕の代わりの様に脚も腕も絡め、ガッチリ抱き付いて胸に顔を埋める国 が…… 「由美ちゃん、ボイーンボイーン」 俺の胸に顔をグリグリ 腰をスリスリとすり付けて、馬鹿な夢を視ている ……のを、見れば 「起きれぇえええッ!!」 「痛ッッツ!あ、あかーーん!」 唯一自由の頭で頭突きをかます事ぐらいは許されると思う 暫く床でのたうち回っていた国を引きずり、一緒に大学へ行くのも日課だが… 「国、いい加減俺のベッドに潜り込むの、止めろ」 「え?なんでぇ?」 「なんでぇ?じゃないっ、何でもだ」 ハッキリ言って我慢の限界だ

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