好きな相手に朝っぱらから抱き着かれて 色んな所を擦り付けられて 可愛い寝顔を惜しげも無く見せられて それで平気な方がおかしい 身体が熱くなるは 心臓はバクバクもんだは 痛いぐらいナニは勃つは （こっちの身にもなれよッ） 「ちょっとくらいええやろ。ほんま漢はケチやな～、ケチくさい奴とおると俺まで辛気臭ぁなりそうでかなわんわ。 あっ……せやから俺、女の子にモテひんのかッ！ 朋子ちゃんにフられたのも、香織ちゃんにビンタされたのも全部お前のせいやな！ くそっ、漢ばっかモテて……あっ！」 自分勝手に話しを進めて俺を睨み、さらに驚きの声を上げる そしてブツブツと呟いた国が何かを確信し… 「なんだ？」 「やから夏美ちゃんを連れ込む気やろッ！」 指差して頷き出した 「…………は？誰だよそいつ？ つーか、なんでそこまで話しが飛躍してるんだ？」 「かーーーッモテる男の言う事はちゃうな！ やから音楽科の夏美ちゃん、こないだお前に告白していた子！目も胸もおっきい子やッ 俺が部屋に行くの嫌がるっつったら女の子とのエッチが目的、せやろ？」 せやろ？って…… そりゃヤりたい 健全な男なら、好きな子に触れてめちゃくちゃ気持ち良くさせてあげたい そして、なんも知らないその体を、俺なしじゃ反応出来ない体にして何度もイかせてもあげたい………けど 「あんな可愛ええ子あっさり振りやがって、頭オカシいちゃうんか？それやなかったら、ただのアホやアホ。 でもやっぱフった事、惜しくなったんやろ？あの胸は……ええもんなぁ」 コイツ、分かってねぇ 見当違いも甚だしい 俺が好きなのはお前で、しかも俺は……。 「大っきい胸にうずもれて寝たら目覚め最高、エクスタシーしっぱなしの天国やな！ 反対に今日は誰かさんのおかげで地獄見れたしぃ～、ホンマいらん頭突きありがとーなー！ これやからイケメンマッチョは…滅べ！」 言っている事は馬鹿 その表情もヨダレ垂らさんばかりの馬鹿丸出しだったり、急に怒ったりとコロコロ変わる でも、無邪気に笑う国は飼い主に懐くワンコみたいで、その眩しい笑顔にクラクラして ヤバい