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第13話
ご飯も食べて結構たくさん飲んじゃったし、もうお腹いっぱい。それは那月くんも同じみたいで、ソファで隣にいるその横顔はすごく眠そう。目がとろんとしてる。
「んー。結構飲んじゃったね。もう寝ようか」
「そうします、もうお風呂めんどいし軽くシャワー浴びてきます」
大きく伸びをして那月くんが立ち上がって、俺も一緒に横に並んだ。
長いまつ毛が影になってる。お酒のせいでほっぺは赤かった。
「律さん?」
「さっきさ、新倉さんから、那月くん一回ほぐしてやってって言われたんだけど」
「ほ、ほぐす?」
「那月くんが嫌がることはできないので本人に聞いてみますって答えておいた」
「え、っと、具体的にどういうことですか、、?」
動揺してる那月くんの両肩を押してソファに座らせて、膝の上に跨った。
大きな目がやり場をなくして俺の胸元あたりを見つめてる。
「一回抱かれてみる?俺に」
「あ、え、、あの、律さん、、」
「優しくするし、気持ちよくする自信あるよ?」
まあ、抱いてくださいなんてAVみたいな事言わせる趣味無いからさ。嫌なら嫌がってもらえればいいよ。
柔らかい唇を舌でこじ開けると、さっきまで飲んでた甘いお酒の味。
那月くんが弱々しく俺のシャツを掴んだ。
溶けそうなほど熱い那月くんの舌がちょんって応戦してくる。
同意の上ってことで。
初めてがソファじゃなんだし那月くんの部屋行こうかな。
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