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②
昨日も確か煩い教室に嫌気をさして、ひと気のいない図書室で音楽を聞きながら外部とをシャットダウンしていた時
今日みたいにイヤホンを無理矢理取られて……
「陰山、俺と付き合って!ってか、付き合おう!
つーか、付き合うべきだし!いや付き合うしかないから!」
「は?」
そんな様なバカな事を言われたと思う
「俺と付き合ったら、そりゃあすっごいよ!イイ事いっぱいだから付き合おう!」
「おい、言いたい事は山ほどあるが、付き合おうっと言ったって俺も男だ」
「え!?」
「なんだ?貴様には俺が女に見えたのか?
それなら間違えてそんな事を言うのも仕方ないが…」
「いやいやどう見ても男だし!学ラン来た猫背気味の髪が少し長い男にしか見えないって」
「はぁあ?なら…」
何なんだこいつは?
煩い上にやかましい
無駄に振り撒いている笑顔も目障りだ
今の会話や人目を引く容姿といい
どう見ても俺と合う様な奴では無いのに
「で、オッケーだろ?」
何でそうなる?
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