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(ひ、陽向ッ!!!) この間のキスの事もあるし、休み時間は何かにつけて俺の所に来るは、そんな状況を周りから冷やかされる毎日 日々の習慣から身構えるが、はいっと差し出された右手には… 「陰山に返すのあってさ〜これ、英語のノート!さっき貸して貰ってたの忘れてたから。 ありがとうッ」 「あ、あぁ…そっか、わざわざ」 「じゃあ…また明日な」 そう言って今にも雨の中を駆け出しそうな雰囲気 それだけ?と思ってしまい肩透かしを食らったのもあった それに加え、傘を持たずに帰ろうとしている陽向をこのまま無視して、俺の妄想した様に奴が肺炎になり、はたまた引きこもりになってしまうかも と、それが過り 思わず… 「お、おいッ」 声を掛けていた 「え?」 「あ…いや、その……か、傘…無いんだったら、入って行くか?」 「え?イイの!?陰山と一緒に帰っていいの!」 呼び止められた事に驚いた顔が、一瞬にして、ぱぁあと花が咲いたような笑顔に変わり それがあまりに眩し過ぎて… 「か、かか勘違いするな。ついでだからだッ。俺の乗るバス停近くに駅があるし、1人で帰るのも2人で帰るのも一緒だからな。 た、たた、ただし、貴様が傘を持て。分かったな」 「うんッ」 気恥ずかしさを誤魔化すように傘を陽向に突き付けていた

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