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第2話 - ①

変人・市 惣四郎 ■■■■■■■■■■■■■■■ (またか‥‥) 小さかった音が徐々に大きく、そして近づいて来る足音に変化する 頭ん中でカウントを開始し スッと体を横にずらし、避けた 「ぬぉッ!」 闘牛のように後ろから突っ込んで来た奴は、すぐには止まれず危なく転びそうになりつつも 前方で何とかストップ するや否や 「また今日もダメでしたかぁ~~」 悔しそうな顔を俺に見せてきた 「また、じゃッねェェェェェェ! 市ッテメェは毎日毎日、人に抱き着こうとしやがって」 「ボディタッチぐらい、イイじゃないですか! ここでヤりたいのを、ブチ込みたいのを我慢しての抱き着き行為なんですから!!」 「さらっと何ほざいてやがる!!」 「神谷のケツがウマそうって事ですよーー」 「テメェ市コラァァァァァ!!」 デカい目をキラキラ輝かせたコイツは 市 惣四郎 ― イチ ソウシロウ 背は低いし、色白で色素の薄い茶色の柔らかい髪 学ランを着ていなければハッキリ言って女と間違えるほど でも、あくまで外見だけで 口を開けば‥‥  

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