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④
普段使っている教室からだいぶ歩いて来た
「へぇ~こんな所があったのか」
どうやらこの学校は、増築をしたようで新しい教室がある棟を今は使っているらしく、ここは活用しなくなった前の棟
旧校舎に違いない
「やめ、てく‥れ」
ここまで来れば、苦しげに喘ぐ男の声や学ランの擦れる音がはっきりと聞こえる
喧嘩?
イジメ?
どうもそれとは違うような感じもする
厄介ごとにあまり首は突っ込みたくは無いが、ここまで来たら確認しないと気が済まなくなっていたのもあり、歩みを進めた俺は
最悪な光景を見ることになる
「げッ」
人が来るとも思わなかったのか、開け放たれた教室の扉から中が見えてしまったものは…
「あれ?今、授業中ですよ~」
「‥ッぁ、やめ、ろ‥‥んッ」
(は?嘘だろ、これ、何してんだ?)
喧嘩でもイジメでもなく…
小さい背格好の男に床に組み敷かれている奴はガタイの良い男で
両腕は一括りに纏められ
乱れた学ランから肌を露出し
「やめッ、ッ!」
前を扱かれ、快感と言う声を上げながら身を震わせていた
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