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第5話 - ①

弱点 ■■■■■■■■■■ 「神谷ァァァ調子こいてんじゃねェェェッ」 「ちッ、またお前か‥‥テメェも懲りねぇな」 「ほんまに今日こそはぶっ倒ーーぐはぁッ!」 「じゃあな、金髪」 俺の蹴りが気持ち良く決まり床に沈んだ金髪 何度も勝負を挑んで来るが弱すぎて、肩慣らしにもならない それにしても… 「ッたく、やけに突っ掛かってくる野郎が多くなりやがって、一体何だ?」 さっきぶっ飛ばした金髪のように、純粋に喧嘩を売る馬鹿もいれば 『君は年上が好きなんだよね?』 よく分からない事を口にする奴もいる 大抵は、ひと睨みすれば簡単に震え上がって俺の前から消えるが、でも中には何を勘違いしているのか 『付き合ってみない?』 ゾワッと寒気、吐き気、殺意を覚え 二度とそんな事口に出来ない程に ぶっ叩いてやった 前よりは俺を恐がる奴らが少なくなったとは言え、相変わらずの喧嘩の毎日 そして喧嘩した後、いつもの習慣が染み付いた足は、サボり場所へ向け歩を進めていた そう、俺だけの聖域へ

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