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第一話

今、この学校の一大イベントの一つである、生徒会選挙の真っ最中である。俺は、生徒会長に立候補している。他の立候補者は、大神 白しかいない。根回しや演説は、完璧だった自信はあった。だが、結果は僕の敗北だった。 生徒会長選挙での負けた、イコール会長のパシリ(補佐)となることを意味する。俺は、生徒会副会長として生徒会に所属することになった。 「よろしくお願いします」 「お願いします」 生徒会のメンバーの挨拶が終わり俺たち2人以外のメンバーが部屋からでていった。 「改めて生徒会会長就任おめでとうございます、大神会長」 「ありがとう。佐々木君と一緒に生徒会に入れてうれしいよ。これからよろしく」 この挨拶の時、大神がずっと笑顔だったことを不審に思いもしたが何よりも俺はこの男に負けている。どうせ俺の負けをあざ笑っているのだろう。 「それじゃあ、俺は先に帰るから」 「僕は、もう少ししてから帰ろうかな」 「そうか。じゃあな」 ピッ 「佐々木 律の、家族関係から友好関係まで全て調べてくれ」 「かしこまりました」 「頼んだよ」 ピッ 「ふふ。いいなぁ、あの態度にあの目。俺の好 みだよ。調教して、屈服した顔が見てみたい」

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