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もの憂いげな純情 41

中の和臣がまた膨らみを増し、それと同時に一瞬だけ眉を寄せたかと思えば、腰を両手で掴まれた。 「あっ、あっあ…んぁッ……!」 そのまま好き放題突き上げられて、わななく声をあげながら和臣にしがみつき脚を絡ませながら腰を揺する。 「あ…っ…かずおみ…かずおみ…んあぁ…」 何度、和臣の名前を呼んでも足りない気がして、手足を絡ませながら、何度も何度も名前を呼んだ。 すると同じくらい力強く抱き締められて、余裕のない掠れた声で和臣も俺の名前を呼んでくれる。 「陽斗。もっと呼んで」 そんな和臣の言葉にまた嬉しくなって、奥を突かれながら深くなる快感にまた甘い声が漏れてしまう。 感じるところを擦りながら、奥へ奥へと打ち付けられる刺激にはぞくぞくした。 「あっ、んぁ…っ…ん……」 「陽斗……」 「あ、奥…やっ……ッ…」 「……奥、すき?」 「いや、あっ…だめ…あっ…」 いっそう濡れた音がひどくなり、体の奥を何度も擦られて足が痙攣する。 もう爪先まで感覚が敏感になりすぎたようで、和臣の息遣いにすら身悶えした。 「奥突くと、しまるね」 「やめ、あっ…ッん…」 「もっと突いていい?」 窺うような言葉を投げ掛けるくせに、かぶりを振る俺の返事を待つ間もなく激しく腰を打ち込めた。

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