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第1章 痴漢です
この世界には、男女以外に3つの性が存在する。
何に置いても完璧で、常に人のトップに立つα。
至って普通、特別何かが優れているわけでも、劣っているわけでもない、人口のほとんどを占めるβ。
そして、1番数の少ないΩ。
Ωは、男女関係なく子どもを産め、月に一度、発情期がある。
さらに、αとΩには、本能で惹かれ合う「運命の番」と言うものが存在しているが、その運命の番と出会える確率は0.3%にも満たないと言う…
果たしてこの2人は運命なのか?と思いながら、目の前に座っているカップル眺めていた。
しかし、俺には、そんな事を考える余裕などない。
俺、草摩遥は、今日から明瞭大学附属高等学校に転校する。
元はあまあま頭の良いβだけの学校に通っていたが、急に父と兄が転校しろというので、転校することになった。
これから通う学校には、いい家柄のαが多く、次にΩ、βがいる。βは片手で数える程しかいないらしい…
俺はβだし、転校生だから目立ったしまうのではなかと、緊張していると、何かが俺のケツに触れて。
なんだ?コイツ俺を女かΩだと勘違いしているのか?
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