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あとがき
初めまして、神野築希 と申します。
まず始めに、様々な理由でこの小説をご覧くださいました皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございます。昨今の色々な技術(というかこのサイトのシステム?)のお陰でいただいた素敵なご縁かなと思うと同時に、この機会を大切にしたいものだなと思う今日この頃です。
さて、この「弱虫のラプソディー」は私が9年前に書き上げた(たった今数えて愕然としました)物語です。
当時は今より年齢的にも精神的にも若く(幼く)?、読み直しても青くて拙い文章丸出しという感じですが、今回は初心忘れるべからずということで、ほぼ加筆修正なし(お色気シーンは若干の加筆修正あり)で掲載させていただきました。
私が小説を書き始めたのは15年程前の話になりますが、この「弱虫のラプソディー」を書き上げた9年前を最後に、しばらく小説を書くことから遠ざかっていました。
舞台関係のお仕事をさせていただいたこともあり、いくつか脚本を書き上げたことがあるので創作活動自体から遠ざかっていたわけではありませんが、小説を書き上げることに対してなにか、決して小さくはないハードルが築き上げられてしまったのは事実でした。
いくつか職が変わって、舞台関係のお仕事からも離れ、少しプライベートな時間を持てるようになった今、私はまた自分の中から生まれる物語を言葉にして、完結させたいと思うようになりました。今更になってまた小説投稿のサイトに戻ったのはこういった理由です。
先に連載を始めていたのは、もう一つ投稿させていただいている「運命的メープルハニー」という物語の方ですが、自分自身が小説を書くという行為を思い出すためにも、また新たな再出発を切るためにも「弱虫のラプソディー」が誰かの目に触れる機会を作りたいと連載させていただき、こうして完結させていただくことが出来ました。
今回、小原と千早の可愛らしい高校生カップルの痴話喧嘩な日常がたくさんの方の目に触れたことは、本当に喜ばしい限りです。
もうずっと頭の中でぐるぐる回って行き場を失っていた物語が、登場人物が、小説上で喜怒哀楽を感じるたびに、私の中に生まれるのは安心感や充足感です。ここ2年程はほとんどプライベート用のPCを開く機会も無かったため、かなりPCの調子に左右されながら創作活動を行っています。更に、お仕事の関係もあり繁忙期などは忙しい為、更新頻度は多い方ではありません。
そんな状況でも、たくさんの方に閲覧頂き、更にはお気に入りにしてくださったりしおりを挟んでくださったりした方(もう一方の「運命的メープルハニー」にもしおりを挟んでくださった方もいらっしゃいました)、あまつさえ私をフォローしていただいた方。毎日、本当に勇気と元気をいただいておりました。この場を借りて感謝を申し上げます。いつも本当にありがとうございます。
まだ連載している「運命的メープルハニー」や、これから描こうとしているたくさんのキャラクターたちとその日常を、今後も引き続き応援いただけますと幸いです。
この文章をお読みいただいているあなたと、またどこかの物語でお会いできますことを心から願っております。
神野築希
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