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その後の俺と一太
「息吹を幸せにしろよ」
「分かってる」
「何があっても二人を守り抜くんだ」
「たく相変わらず心配性なんだから。息吹も、おなかの子も、父さんも母さんも、遥香も、太惺も心望も、陽葵 も、咲彩 も、菱沼組も、絶対に守るから安心して。やった!二つ同時に釣れた!」
一太が歓声を上げた。
「今も俺は父さんが好きだよ。血の繋がりなんて関係ない。誰がなんと言おうが一太は俺の息子だって言ってくれてたときすごく嬉しかった。これからもとことん付いていくから覚悟しておいてよ」
「おぅ」
5分なんてあっというまだ。
でも息子とこうして腹を割って話ができて俺は嬉しかった。
やっぱり一太は一太で、俺は俺。
二十年経過しても何一つ変わらなかった。
「バーバと一太くんって本当に仲いいよね」
「だよね」
紗智と那和と亜優 とウーが笑いながら様子を見に来てくれた。
血の繋がりはないが、みんな俺と未知の大事な子どもたちだ。
遥琉さんと一太のお話しを読んでいただきましてありがとうございました。
亜優さんはこれから出てきます。
どんな子なのか楽しみに待っててください。
『single tear drop』も読んでくださる読者様のお陰で毎日更新することが出来、深く感謝しています。
本当にありがとうございます😊
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