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第124話

さてさて次の授業は体育だ 昼休み後の運動はマジでしんどい 運動場に出てガヤガヤと皆んなそれぞれ雑談 暫くして体育の先生が怠そうに出て来た どうやら今日はバトミントンをやるようだ 先生がペアを組めと言うもんだから俺は早速颯太に声を掛けようとしたら…… 「よしチビ助!来い!」 『え?俺ですか?』 「チビ助はてめぇーしかいねーだろ!!早く来い」 『は、はい!』 勝哉さんに呼ばれ強制的に勝哉さんとペアを組む事になってしまったんだ 『いでででで!!!』 「お前体かてーな」 運動前の柔軟をペアでやらされている最中、背中をぐいぐい押され俺の股が裂けそうになった 『はぁ、はぁ……はい、次は勝哉さんの番です』 「俺はいーや。よし!後ろ向け!」 『ええっ!?』 後ろを向かされ背中を合わせたと思ったら背筋を思いっきり伸ばされた 『いぢぢぢぢぢ!!!』 「やりずらっ!!やっぱ身長差があるとやりずれーな」 『だ、だったら俺とじゃなくて他の人と……』 「あ?」 『何でもありません』 でかい勝哉さんとチビな俺では明らかにバランスが悪過ぎる 「ほれ高い高ーい」 『ちょっと!!やめて下さいって!』 まるで小さい子供にするかのように上に抱き上げられた 「お前軽過ぎだろ。ちゃんと飯食ってんのか?」 『いいから降ろして下さいってば!』 「はいはい」 『……はぁ』 降ろしてもらい呼吸を整えた 「もう柔軟はいーだろ!よしやるか」 『勝哉さんってバトミントン出来るんですか?』 「ああ!?てめぇ馬鹿にすんじゃねーぞ!!」 『ご、ごめんなさい』 ボキッ 「………」 持っていたシャーペンを丸ごとへし折った朔夜 「あの野郎……」 運動場に憂が出て来たのを見つけてテンションが上がったのに、すぐに怒りに震えた よくも憂の体をべたべたと……っ 怒り狂った表情のまま教室を出て行こうとしたら尾澤に止められた 「授業中です」 「わかってるよ。ちょっとトイレ」 「いいえ違いますね。今運動場にいるのは憂君のクラスですよね?」 「……」 「憂君も授業中です。邪魔してはいけない」 「尾澤、今すぐに俺を1年にして!憂のクラスに編入させて!!」 「無茶を言わないで下さい」 「クソッ!!腹立つ!!」 「ほら、先生が授業を進められなくて困ってますよ?座って下さい」 「……尾澤のバカ!!」 「バカで結構。はい座りましょう」 席まで誘導され無理矢理着席させられた 「…………ちっ」 次はまた憂の体を触りやがったら絶対に乗り込んでやる .

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