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第25話 その後
翌日
「かなたー、大丈夫…?」
「大丈夫じゃない」
昨日ヤりすぎてかなたがすごい怒ってる
お仕置きっていう名目でやったけど流石にやりすぎたか…
「かなた、布団にくるまってないで出てきてよ」
「いや!」
「んー…、かなたどっか痛いとこない?
薬塗ろう?」
「腰痛いし、尻ずっとなんか入ってる感じするし、ちんこ感覚ないし、乳首服が擦れて、えっと、だ、だめになるから着れないし」
「じゃあ乳首にバンソウコウでも貼る?」
「やだ!」
「じゃあブラでもする?」
「もっとやだ!」
かなたがいっこうに布団から出てくる気配がない
「ごめんってかなた、出てきてよ」
「やだ、出ない」
「どうしたら出てきてくれるの?」
かなたが布団から顔だけひょこっと出す
かわいい
「…何でもしてくれる?」
甘えた目でこっちを見てくる
もう何でもやってあげるって言いたくなる
「…できる限りやってあげる」
「今日大学は?」
「今日は休み、バイトも入ってないよ」
かなたが布団から出てきて両手を広げる
「じゃあ一緒に寝て」
…かなたのことだし多分一緒に昼寝して
くらいの意味なんだろうな
かなたを抱きしめながら一緒に布団に入る
「かなた、横向き寝づらくない?
ぎゅってくっついたままだったら息しづらいでしょ?」
かなたが俺の胸に顔をしずめてくっついたまま離れない
俺としてはかわいいし、温かいしいいけど…
「かなたー、せめて逆向いたら?
息できないでしょ」
「…やだ、今日ずっと一緒
幹人離したらどっか行くからだめ
ずっと一緒にいて
できる限りやるって言ったじゃん」
ぎゅっと抱きついたまま離れようとはしない
はぁー、くそかわいい
こんなにベッタリ甘えてくることあんまりないから普通に嬉しい
「わかったわかった
でも寝苦しいから俺の肩ぐらいまで顔出しておこう
今日はどこも行かないから」
かなたと抱き合って一日中ずっと離れずに
二人で眠った
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