68 / 77

番外編 クリスマスデート 食事編

「幹人見て!すごいキラキラしてる!」 「かなた、慌てないで まだ本番じゃないんだから 今日見に行くやつもっとすごいから」 はしゃぐかなたと一緒にデートへ出かける 「幹人そんなに大きいかばんいる? 普段あんまり物とか持たないのに」 「後で使うから大丈夫 気にしないで」 「…ふぅん?最初からイルミネーション見に行かないの?」 「最初にクリスマスディナー食べに行こう 高いところは無理だけど二人でも入れるところ予約してあるから」 予約していた店に入る どこもかしこもカップルだらけ 「…男二人っておれたちだけ? なんか場違いな感じする」 「大丈夫だよ恋人同士だから」 物珍しそうにかなたがキョロキョロ周りを 見回す 「かなた、レストランとか初めて?」 「うん、初めて入った …あの、幹人ありがとう 高かったんじゃ…」 「全然大丈夫だよ かなたが喜んでくれてよかった」 出てくる料理一つ一つに喜びはしゃいで とても美味しそうに食べる すごくかわいい 「失礼します こちら食後のデザートになります」 かなたの目が一段と輝く いちごのショートケーキにマカロンといちごで作ったサンタ乗っている 「かなた、嬉しそうだね ショートケーキ好きなの?」 「ううん、ショートケーキ初めて食べる」 「えっ?」 「おれ今までケーキとか見たことはあるけど食べたことなかったから… これなに?ピンクのやつ、まかろんって言うやつ?これも食べたことない」 …かなたの境遇から考えるに食べたことなくても不思議ではないけどほんとにないんだな 「…また来年もこよっか」 「いいの?」 「家でもケーキ食べよっか」 「それはいい」 はっきりと断られた 「え、なんで?」 「幹人この間おれの体に生クリームぬって かなたもケーキ食べよっかとか言って おれが動けないようにベッド縛り付けて 尻の中に幹人の精液とか生クリーム入れてくるし おれの乳首に生クリームぬって このいちご美味しそうとか言って噛んだり吸ったりすごいしてきたし ちんこにもぬってふぇらしておれがイッたら精液口移しでおれに飲ませるし おれが嫌がってもケーキは喋らないとか言って止めてくれないし 苦いし乳首赤く腫れたしベタベタになるし あのケーキもう食べたくない」 こっちのケーキは甘くて美味しい と嬉しそうにとても美味しそうに頬張る …ケーキの認識が間違ってる 「…あの、ごめん、かなた、あれは…」 「ん、なに?幹人甘いもの好きなのに ケーキ食べないの?」 「え、ああ食べるよ」 ケーキは罪悪感の味がした

ともだちにシェアしよう!