あれから俺は部活に勉強にと必死に頑張り続けた そうすれば胸がぎゅぅっとなるのを、かなたのことを考えなくて済むから 季節がめぐり冬になり受験の時期 俺はサッカーが強いことで有名な高校を受験 …見事合格 友達もそれぞれの志望校へ合格し、中学校を卒業した 友達にたくさん写真を撮られ騒がしい中学校を後にする 親が来てくれることを期待したが卒業式が終わったあとも仕事だといい、帰ってこなかった そして四月 新しい学校に期待を膨らませ登校し、自分の教室へと入る 「うわぁっ」 俺の後ろにいたやつが教室に入る前に転ぶ …どんくさいやつだな ふりかえり声をかける 「おい、大丈夫か…」 「あはは…ごめん大丈夫… って、み、幹人！？」 転校していったかなたがそこにいた