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第34話
やばいやばいやばい!
逃げないと!
逃げようとしても体が恐怖と痛みで動かない
無理矢理口の中に布を詰められ声が出せなくなる
「んーーーー!んぅーーーー!」
「うるさいなっと」「うぐっ…」
「おい、やりすぎんなよ」
「分かってるって」
またみぞおちを蹴られる
怖くて痛くて、怖くて痛くて声が出ない
ローターが動いているけどただ、動いていることに恐怖しか感じれない
「はっ、ふっ、ぅ…ぅー」
「やーっと静かになった」
「やりすぎだろ
まーでもこれで暴れなくていいな」
みぞおちを殴ってきた男がおれのズボンに
手をかける
「んんっ!んーーー」
「はいはい、暴れない
ズボン脱がすよー」
イヤだイヤだイヤだ!
「はーい、ゴカイチョー
…って何これ貞操帯とか言うやつ?」
「おいおい、聞いてた話と違うくね
ヤッていいって話じゃねーのかよ…
カギとかねーよな」
男たちがボソボソと何か話している
早く、早く逃げないと
男たちから逃げようともぞもぞと動けば
「コラコラどこ行くの、逃げないの」
男に足を捕まれ引きずり戻される
イヤだこわいたすけて、たすけて
幹人、幹人、みきと
お願い、たすけて…!
「お前バカぢからだからこわせるんじゃね?
ここらへんを「かなたー?どこいったのー」
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