幹人の声！ 「んぅーーー！んーーーー」 声を出せそうとしても布が吐き出せなくて上手く出ない 「おーい、かなたー？」 「…予定より早くね？」 「まぁ、とりあえず帰るか」 男たちが何か言いながら帰っていく 「うえっげほっ、はっはぁぁ、うぇ」 口に入れられていた布を吐き出す 幹人に気づいてほしくて声を出そうとするが息が上がって出来ない 幹人、幹人 「かなたー？ここかな、ってかなた！」 「ずっ、はっ、うえっ」 「落ち着いて、ゆっくり呼吸して」 幹人がすぐにローターのスイッチを止め、背中をさすってくれる 「はっ、はっ、ご、ごめ、おれが、かってについてって ひっぐ、こわぐで、ごめんなざい、ひっ」 「大丈夫、落ち着いて」 息も絶え絶えに話すおれに幹人が優しく背中をなでてくれて、少し落ち着く ローター入れたのは幹人が悪いけど貞操帯がなかったら男たちにヤられいたかもしれない 幹人のおかげ 幹人がいてくれてよかった とかそんなことを考えてるんだろうな 全部俺が仕組んだことなのに （………）