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靴も半履き状態で玄関を出たらそこには… 「あ……」 「あっ」 隣の人がちょうど家に帰って来たのと鉢合わせた 大学生ぐらいで俺と同じぐらいの背丈がある若者 瞬間、先ほど田中さんに言われた事が脳裏によぎり、気まずさが襲い掛かる ニキに散々ヤられまくっている俺の声がこの人にも… (ヤバいヤバいヤバいッ) この場からいち早く去ろうと背を向けた時 「こ、こ、こんにちは、あ、あのっ!お、俺ーっ」 あろうことか隣の人が声を掛けてきた 顔を赤らめて、まだあどけなさが残る純朴そうな男子学生に、声を掛けられるなんて思って無かったから、はっきり言って驚く ただそれよりも、もっと驚いたのが 「え?うわっ」 腰に手を添えられ、力強く引き寄せられ… 「どこのどなたか知りませんが、残念ながら貴方が入る隙間はありませんよ。 玲二さんの喘ぎ声、可愛いでしょう。 泣いて素直に甘えてきて、私にせがむ声なんて本当エロくて腰にクると思いますが…… もうこれ、私のなんで」 俺に抱きつき 初対面の人に爆弾発言をぶっ放したニキだった 「な、な、なななッ、に、ニキッ!!」 「さぁ、玲二さん行きますよ。なに呆けているんですか?冗談は顔だけにして、さっさと歩いて下さい」 「に、ニキッ、おお、おま、お前なんて事をォオオオっ」 再度、手を引かれ歩き出した俺の目には カバンを床に落としているのに気にも止めず、真っ赤な顔で呆然と立ち尽くす男子学生が見えて これで完璧に このアパートには住めなくなったと この俺にでもすぐに理解出来た ■■■■■■■■■■■■■■■ 壁が薄いとどうしてもね さてさて玲二さんが連れていかれる所とは?

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