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第十五章・3

 片手でやんわりと青葉のものを包み込んで浮かせ、もう片方の手で腰をしっかりと支えている芳樹。  彼のペニスは青葉の滑らかな内股を滑り、みるみる猛々しさを増してゆく。  先漏れの体液でぬるぬると滑っていた芳樹のものは、やがて青葉の零す体液も取り込みくちゅくちゅと音を立て始めた。 「はぁ、あ。んッ」  青葉はただ息を荒げ、恥じ入っていた。 (こんな……ッ。こんなの、初めて)  それでも芳樹は止まらない。激しさを増した腰突きは、青葉の内股をぱちゅんぱちゅんと鳴らしながら擦り上げてくる。  ぞくぞくと、青葉に吐精感が湧いてきた。  先端から蜜が溢れだし、とどまることを知らない。 「あ、ダメ。もう、もうダメぇッ!」  芳樹の手のひらに包まれたまま、青葉は射精した。  その瞬間、彼の脚が締まり、芳樹のものを強く挟み込んだ。 「……うッ!」  次いで、芳樹も吐き出した。 「あッ、芳樹さんッ!」  びゅるびゅると、おびただしい液体が青葉の内股を濡らす。  脚を伝い流れ、シーツに染み入ってゆく。

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