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スパダリ×甘えたい努力家

まず最初はあの2人の下書きを持ってきました。ここがスタートだったのかぁ、と思っていただけると嬉しいです。本編とはもはや全く別物ですね。 ♡喘ぎ注意 睡姦っぽい要素が少しあります。 結腸責め ---------------------------------------------------------- 「ますたぁ、『お前にはもっと似合う人がいるよ』ってどういうことだと思う…?俺はお前しかいない!って思って付き合ってたのにそんなこといわれても、って感じだよなぁ」 泣き出したい気持ちをぐっと堪えて酒を煽る。 もうそのくらいにしたら、というマスターの声を無視して「もう一杯」と声を掛けた。 視界がぐるぐるとまわっている。けれど、今は記憶がなくなるくらい酔って、そのまま泥のように眠ってしまいたい、と思っていた。 コト、とグラスがカウンターに置かれる音がして、俺の酒、と顔を上げる。 しかし、そこに俺の目にまず飛び込んできたのはきらりと輝く高そうな時計を付けた手だった。 導かれるように腕を辿っていくと、芸能人かと思うくらい整った顔立ちをしている男性と目が合った。 にこ、と男が口角を上げるのに釣られてこちらもへらり、と目尻を下げる。 「堪らないな」 俺の酒がまわった頭では、ぽつりと落とされたその男の言葉を文章として認識することが出来ず、音としてすぅっと右から左へ流れていってしまった。 もしその声をきちんと拾っていたら、こんなことにはならなかっただろう。 …………… 「んんんッ~~~~、あっ、は、やぁッ…!!」 ゆさゆさ、と身体が揺さぶられている。甘ったるい声が、膜がかかったような意識の向こうで響く。 きもちいい、きもちいい。 このまま深く沈んでしまいたい。この感覚こそ俺の望んでいたものだ。そう思って意識を落とそうとしたときだった。 「寝てるのに喘いじゃうのも可愛いけど、そろそろ起きろよ、なっ!」 ごちゅん、と熱いものが俺の奥に嵌ったような感覚がして、内臓がぐっと押しつぶされた気がした。 「ああああああああっっっ~~~~!!!♡」 意識を無理やり引っ張られる。頭と身体がばらばらになっていてなにも考えられない。 はくはく、と酸素を求めて口を動かすけれど呼吸が出来なかった。 そんな俺に構うことなく、ずっぽりと俺に嵌っているモノがぐりぐりっ♡と押し付けられた。 「んやぁぁぁっ!まってええ♡も、ぐるじい、っ」 「うんうん、可愛いねぇ♡ね、俺たち付き合わない?俺なら君を絶対拒絶しないし、あまぁく愛してあげられるよ」 耳元で囁かれるその言葉が、普段なら硬く閉じているはずの俺の心に入り込んでくる。 「ん、はぁ、…ずっ、とぉ?ぜったいぃ?」 ぐちゃぐちゃの頭の中でなにも考えることなく、全てが俺の口からこぼれていく。 「うん、絶対。だから、いいお返事、出来るよねぇ?♡」 その言葉とともに円を描くように腰を回され、また頭の中をかき混ぜられる。 「あああぁ、ッ!で、できるからァっ♡ぐちゅぐちゅやめてぇぇ♡」 「よく出来ました♡じゃあいまから恋人記念にらぶらぶえっちしようか」 「やぁぁ、もぉ、寝かせてぇ…っ!」 このどろどろとした淫靡な宴は、俺が再び気を失ってからもしばらく続いたのだった。 まさか、こんな感じではじまった関係が俺を包み込んでくれるものであったとは、まだ知らない。 ---------------------------------------------------------- このプロットをかいたときには、2人の細かい設定は何も考えず、こんな感じのやつ読みたいなぁくらいしか思っていませんでした。 攻め(名前は出しませんが)さんの過去とかも全く考えずに、ドロドロに甘やかしてくれる年上スパダリ最高、とおもっていたので元々はこんな感じでした。新鮮な2人も楽しんで頂けたら嬉しいです。

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