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血の気の多い若頭×若頭が大好きな青年①
リハビリを兼ねて少しずつこちら更新していきます。
新年から始めたいといっていた連載は始められないかもしれません。申し訳ないです。
長くなったので2つに分けます。
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血を見るといつも感情がコントロール出来なくなる。
どことなくふわふわとした高揚感がずっと続いて、収まらない。
だから俺はいつも、多少乱暴にしても大丈夫な奴を用意させていた。
性処理が終われば、「ご苦労さま」っつって金をやる。それだけの関係で、なにも文句なんてなかった、はずなのに。
いつものホテルに入り、血飛沫が乾いてパリパリになってしまったネクタイを首元から指をかけてぐっとひくと、はぁ、と自分でも熱いと分かる吐息が漏れた。
ベッドに視線を移すと、緊張した面持ちでこちらをちらちらとみてくる青年がいた。ふわりと揺れる髪と大きな瞳がどことなく幼い印象だ。
まさか未成年じゃねぇよな、と眉を寄せつつ柔らかなベッドに腰かける。
「お前、歳は?」
「え、あ、24ですっ」
その言葉を聞くと、ならいいか、と呟いてから唇を奪って隙間から舌をねじ込む。
くちゅり、と粘膜の擦れる音が部屋に響くのを聞いたのか、途端に真っ赤になったその頬を、なぜか、可愛い、と思った。
ふにゃふにゃになっているのにも関わらず、俺の舌を必死に追いかけようとしてくるのに、ふっと笑みを零すと瞳を見つめながらじゅっ、と吸い上げる。
苦しいだろうに、俺の胸を叩くことも、顔を逸らすこともせずにじっと俺の目を見つめてくるその瞳に、ぞくぞくと興奮が高まるのを感じた。
つ、と唇の間につたう唾液の糸を見つめながら、問いかける。
「名前は?」
「めぐむ…」
「めぐむ、か。よし、めぐむ。好きな相手の顔でも思い浮かべてな」
くるりとうつ伏せにひっくり返すと、とろりとしたローションをたっぷり尻にかける。
ふにふにと穴の周囲を押したところで、違和感に気づいた。
ぐっといきなり指を突っ込む。
すると、くちゅ、と男では濡れるはずの無いところから濡れた音がした。
「も、解してあるからぁ…いれてぇ?」
そういって自身の臀部を掴み、見せつけるようにしてこちらを見つめてくるその姿に、また血液が沸騰したような感覚が戻ってくる。
自身の剛直を取り出し、ローションを垂らしてからグチュグチュと軽く扱く。
そのままぐちゅん、と突き刺した。
「んんんっ、あ、は、入ってきたぁ…♡」
ずろろろろ、とギリギリまで引いてから、ずぶずぶと奥まで入れる。
己を拒むかのようにぎゅうっと閉じていたそこを割り開くと、きゅうきゅうと吸い付いて逃がさんばかりに締め付けてくるそこに、思わず吐息を漏らした。
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