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第19話

俺は朝と同じ部屋につき中に入った 中に入ると成世は資料を見ながらパソコンを操作していた 「成世、」 俺がそう呼ぶとこちらに気づき手招きをしてきた 「......?」 俺は不審がりながら成世の近くまで行った 「さく、ここ来て」 ポンポンと成世は自分の膝を叩いた 「なッ!やだよ友達待ってるし」 「へぇーさくは俺より友達優先するんだ」 声をワントーン落として言ってきた 「ぅ...わかったよ」 俺は成世を不機嫌にするのは自分に良くないと察し言われた通りに座ることにした 「昼休み30分何だからな昼も食べてねーし」 「はいはい、さくこっち向いて」 「なに...」 チュッ 「は...何すんだよっ//」 「赤くなってる可愛い〜」 「なってな...」 ちゅクチュ 「んッ//」 チュパッジュル 「はっ//」 チュッチュパッ 「んッ〜//」 プハッ 「はぁはぁ...何だよいきなり//」 「さくが可愛いのが悪い」 「うるせぇ//」 その後俺は五分ほど成世に腰をがっちりホールドされてから降ろされた 「はい、中に入ってるから」 と成世は財布を渡してきた 「俺の財布...ありがと」 「じゃ、また放課後ね」 「ん、」 俺は成世から財布を受け取り学食に向かった 「春弥達どこだ?」 そう思いながら学食を見渡していると奥の方から声が聞こえた 「あ!咲人〜!此処此処!」 「春弥...声でけぇ...」 春弥と琉晴の所へ向かい席に着いた 「迷わなくてよかった、ここ無駄に広いからな」 心配だったんだよ と琉晴が言った 「俺の事何歳だと思ってんだよッ」 俺が怒ったふうに言うと 「ごめんごめん」 と笑いながら謝ってきた 昼を買ってから春弥と琉晴と話しながら食べ 午前中と同様に授業を受けていたらあっという間に放課後となった 「じゃ、また明日な!」 「気をつけて帰れよ」 「おう、じゃあな」 春弥はテニス部、琉晴はバスケ部に所属しているらしい 「俺は帰るか」 俺は成世とのLINEを開いた 「成世今どこ?」 『もう駐車場いるよ』 「わかった、今から行く」 てか、なんで俺成世の所に普通に戻ってんだ? このまま違うとこ行けたらな あーもう、このネックレスさえなければ... 心の中でそんな不満を言いながら成世の居る駐車場に向かう ガチャ 「おかえり」 「......ん」 「ただいま でしょ?」 「...ただいま」 「よしいい子」 成世はそう言いながら俺の頭をわしゃわしゃ撫でてきた 嫌な筈なのになんだか心地いい 「やめろって」 俺は成世の手から逃れようと身体を逸らした 「はいはい、じゃ帰るか」 成世が車のエンジンをかけ出発した

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