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第20話

ガチャ 「さく、手洗ってね」 「ん、」 俺は手を洗ってリビングに行きソファに座った ドサッ 「疲れた...」 久しぶりの学校でしかも初めての場所いつもより疲労感がすごい まだ、17時前...1度寝ようかと考えたけど今から寝たら夜寝れなそーだしなぁ 成世学校以外で外出してくんねーし... 成世はと言うと帰ってきてすぐにまた出掛けて、入れ替わりで暁夜(きょうや)が来た 「暇だぁ!」 「?!ビクッたーいきなりどうした」 「暇、外出たい」 「そんなん組長が許さないってわかってんでしょーが」 「うッ...」 数日前逃げ出して結局捕まって酷い目に遭わされたのは事実だ... でも!高校生なのに17時前には家に居て外に出ることが出来ないのは辛すぎる 言うてここに連れてこられる前はバイトであんま遊んでなかったけど バイト好きだったし、マスターいい人だしそれはそれで楽しんでたんだけどな... 「あ゙〜〜!もう!帰りたい〜!」 「なんであんなくそ変態野郎に監禁されなきゃなんねーんだよ!!」 「さ、咲人さん...」 と叫んでいると後ろから暁夜の焦った声が聞こえ不思議に思っていると 「へぇ〜」 ん、? 悪い気がして後ろを振り向く 「さく、ただいまニコ」 「お、おかえりハハ...」 ダッ 俺はダッシュで自分の部屋に向かい扉を閉め鍵を閉めた やべぇ、聞かれた。 暁夜しか居ないかと思って油断した アイツいつ帰ってきたんだよッ! あ〜終わった... 1人で嘆いていると扉の向こうから声が聞こえた 「さく〜扉開けて」 「や、やだ!絶対お前怒るじゃん!」 「怒らないって、ただどーゆう意味かを聞くだけ」 それが怖いんだよ! 「はーやーく、開けない方が怒るよ?」 「わ、わかったから!」 俺は成世に脅され(?)扉を開けた ガチャ ギュゥ 「捕まえた〜」 「離せよッ」 部屋から出た途端成世に身体を覆われ逃げ場がなくなった そのまま成世は俺を抱き上げリビングのソファまで連れていく 俺は今成世の足の間に座らされて後ろから成世に抱き付けられている 「んで、さっきのはどーゆう意味かな?ニコォ」 「と、特にこれといって深い意味はない...デス」 成世の圧で敬語になってしまう 「じゃあ、なんで言ったのかなぁ?」 と成世が質問を変えて聞いてきた 「ゔ...」 「これも言わないの?」 「これも特に理由は...ナイデス」 本当に特に理由は無いただ叫びたかっただけで 「ふーん、まぁ今回はなかったことにしてあげるよ」 「フゥ」 成世のその言葉に俺は安堵の息を吹く やっと解放される そう思ったが

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