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第79話

「……ま〜だ?」 「ッ〜〜!!分かってるくせにッ…」 「んー?なにが?」 「しゃがめよ…!」 椅子に座ってるプラス後ろに成世が立ってて席を立てない俺VS身長180超の立ってる成世 どう考えても届くはずがない、それをわかってるはずなのにニヤニヤしながら俺を見下ろしてるだけ 「クス…ごめんごめん」 成世は肩を震えさせながら前かがみになった ………いざ目の前に顔が来ると変に意識するし後ろは相変わらず微妙な加減で刺激されてる、、 でもそろそろ覚悟決めないとだよなぁ… 成世のネクタイをグイッと引っ張って勢いよく成世にキスをした あーー、、やばい恥ずすぎる// 「フフ…顔真っ赤」 「ッ〜!うっさい//はやくッ…!」 「はいはい」 何とかローターを止めてもらい呼吸を整えられた 「ほら、行くよ〜」 いつもはほぼ手ぶらなのに今日は荷物もってる、何持ってくんだろ ちょっとした疑問を持ちながらも成世の後を追った 「うー、やっぱ違和感がすごい…」 「罰ゲームだからね」 「わかってるし…」 このローターはいつまで続くんだろ、、 ほんと早く終わって欲しい 数十分車を走らせて事務所?についた 今日は組の方の仕事らしい 「今日何時まで?」 「んー、15時には終わると思うよ」 今が9時くらいだから………6時間?! 死んだな、俺… 「なるべく早く終わらせて…」 「フフ頑張るよ」 「俺何してればいいんだ?」 「俺の横で勉強」 だよなぁ…成世、地味に勉強に関してはうるさいし、ほとんど将来使わないだろ ぶつぶつ文句を言いながらも用意された席に着いた ちなみに成世が持っていた荷物は俺の教科書やら参考書やらだった 英語とか俺が数学の次に苦手なヤツだし、日本からでなければいいじゃん。 文法とか何言ってるか分からないし、英単語覚えられないし 「さく、早く始める」 「んー」 成世にちょっと怒られたから取り敢えず始めることにした 最悪点数言わければいいか… 「さくが言わなくても生田に聞くから」 え、俺声出てた?てか生田って遊李(ゆうり)先生の事?なんで知ってんの 「言ってなかったっけ、生田うちの幹部」 「は?!なんで教師やってんの!」 ヤクザの幹部が高校教師やってるとかおかしいだろ てか、俺の学校生活が成世にバレてたの遊李先生か 「さくが通うから、教員免許持ってるのが生田しか居なかったんだよね」 「いや、ヤクザで教員免許持ってる方がレアだろ…」 「はい、話終わり早く始めないとスイッチ入れるよ?」 「!!…脅すなよ」 遊李先生が成世の組の幹部ってことが衝撃すぎて存在を忘れかけたところなのにッ また意識し始めちゃうだろ… でもやらないとまじで入れられそうだから始めるか そう言えば遊李先生俺が初めて登校した時成世のこと組長って言いかけてたな、あの雰囲気でヤクザとか考えられねぇ……

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