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結ぶ(20)
俺はうつ伏せにされ、顔はシーツにくっ付いて膝を曲げ尻を高く上げた格好でいる。。
いつもは慎ましやかに隠されている、自分では見えない部分を愛する男の目の前に晒しているのだ。
後で冷静になって考えたら、何と破廉恥な姿勢だったのかと、思い出すだけで卒倒しそうになる
ところが恥ずかしいを通り越して、どうにかなってしまいそうなのに、どうにかしてほしいと願う俺がいた。
嫌だと言ってもその部分をとことん解され愛され、一度その甘い味を覚えた身体は、もう争うことを許されはしない。
ニールは百戦錬磨の経験値を持っているのだろう。
そんなニールにかかれば、俺なんてひとたまりもない。
いつも意識をぶっ飛ばす程に何度もイかされ、ニールの思うがままになってしまうのだ。
規則的な生温かい吐息が、窄 まった部分に触れて、顔を近付けられているのだと悟った。
必死で首を曲げて振り向き
「ニールっ、それ、ダメっ」
懇願するが答えはなく、代わりにぬめっとした何かが触れた。
「ひうっ」
舐められた!
羞恥と困惑と恐怖で固まり、動けない俺。
ニールは何度も何度も繰り返しその部分を舐め上げ、遂には細いモノが中に入ってきた。
「ああっ」
丁寧に丁寧に扱われているのが分かる。
尻たぶを左右に割られ、その中心にニールの顔が…
考えただけで気を失いそうになった。
「ちょっと冷たいかもしれない、ごめん。」
優しい声音が聞こえた後、少し冷んやりとしたトロッとした物が掛けられ、下半身からぷちゅぷちゅと音がし始めた。
中の粘膜を優しく擦られて、気持ち良くって力が入らなくなり、がくがくと身体が震えてくる。
指を出し入れされていることよりも、舐めるのを止めてくれたという安堵感のほうが優って、俺はほおっと息を吐いた。
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