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あとがき
このページまで開いてくださりありがとうございます。
今回はパクりについて考えるという趣旨の企画に参加させていただきました。
参加した理由は3つほど。
1つ目はすでに決められたプロットがあり、わたくしの書き方も最初に作りそれに沿って書いていくという方式だったのですが、最近になって懐疑的になったため、自分ではない人が定めたプロットに乗っかってみるという興味です。
2つ目は今現在少し環境の変わった場所におりまして、自分の創作に集中する!というよりかはもう少し外側にも目を向けてみようという気分になったからです。
3つ目は、わたくしは常にパクり、盗作、剽窃について自分を疑ってかかっているからです。今回の創作でさえ書き上げた途端に、自分の肉付けた部分が自創作ではない既存の作品と同じだ!と不安になり、しかしそれをパクりや剽窃としてしまうと、自分とは関係のないあの作品もこの作品もパクりということになると派生していってしまって同時にわたくしなりに考えて作った!というところもあって堂々巡りです。
おそらくまた自分を疑い、開き直り、忘れてしまうのだと思います。自分の中にクレーマーを飼っております。
そして書いてみての感想ですが、普段ならば自分で作ったプロットに自分で名前や設定を付けて、そのまま動くように動いてくれ、たまにちょっとこっちで手を入れるぞ、といった流れだったのですが今回はすでに企画側でプロットが決まっていたので、そこで自分はどうできるのか?といったところで結果は、プロットに呑まれてしまったかな、というのが正直な感想です。
登場人物の名前とある程度の設定が決まっていますので、何というか少しわたくしが彼等に壁を持って接してしまったこともあり、書きたいように書いたとは思っているのですけれども、ストーリーという点では、プロットを御しきれなかった。つまり、無理矢理に梃入れをしてしまって、不自然な流れになってしまったかな…という。
わたくしの向き不向きというほど断定できるものではありませんが、こういう傾向があるということは見えてきました。若干趣旨と違ってしまいましたが、新たな発見を得ました。
さらにセルフ読書感想文なのですが、このわたくし創作分の田川到流は、父親と会っていいのか…?という感。父親側の事情が書かれていないので、このわたくし創作分の田川到流は父親の愛情をまだ期待しているだけのように見えてしまう。それが悪いことだとは言わないけれど、明確な晴々しさは無いな…というのが書いた本人の感想です。
企画を設けてくださった方々と、ここまで読んでくださった方々に圧倒的感謝。
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