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猫殺し 3

 ※※残酷描写あります  ダメな方はやめてください ↓ ↓   外で殺すのが楽しい。    少年は思った  何故なら、あとで発見する誰かがいるからだ。  ソイツらが恐怖やおぞましさに顔を歪めると思うと・・・最高の気分になる。  リスクはある。  見付かったなら犯罪になるのはわかっている。  だが、ちゃんと知っている。  それほどの罪にはならない。  何故なら猫だからだ。  牛や鳥や豚を殺して食べる人間が猫を殺した位でガタガタ言うのは理解できない。    残酷に殺すのがいけない?    せまいところに押し込めて、機械のように扱われ、最後に殺される家畜の扱いは残酷じゃないとでもおもっているのか?  馬鹿馬鹿しい。    可哀想?  自分達が気に入ったものだけにそんな思いはむけるくせに・・・違うモノなら美味しく頂くだけの人間がなにを言っている。  お湯を大きな鍋で沸かしている。  ここはいい。  小さな裏山だ。  昔の城跡らしく、こんな夜明けには人は入ってこない。  朝方になれば、散歩の老人がみつけてくれるだろう。  綺麗にゆであがった猫を。  ドラム缶で作った即席の竈の上で、大きな鍋にたっぷり入ったお湯は沸騰していた。  さて。  はじめよう。  ボストンバックをあけた。  縛られた猫はそこで震えていた。    鳴き続けている。  惨めに。  鍋をひっくり返したりしないように身動きできないようにぎゅうぎゅうに縛ってある。  これからする事を考えたなら、股間が固く勃った。     竈の真上になるよう、木と木の間にかけて竿をかけた。  ここに猫を吊すのだ  猫に鈎をつけてそこにロープをつけて、吊して鍋の中につける。  引っ張れば鍋から出せるし、緩めたなら、お湯の中に入る仕組みだ。  手で猫の出し入れしたら火傷をしてしまう。  それは嫌だった。  猫につけたロープを引っ張れば猫はゆっくりと上がっていった。  鍋の上まで猫をスライドさせた。  「なぁ~なぁ」  猫か惨めに鳴いた。  思わず微笑んでしまう。  この前何度も踏んで殺した猫もこんな声を出したのおもいだして。  湯気立つ鍋の上に猫は吊されていた。  「なぁ~」  猫は哀願するように鳴いた。  思わず喘いだ。  猫の目は懇願していたから。    煮えたぎるお湯。  湯気、  猫。  ゆっくり、ゆっくりと猫を下ろしていく。  ブクブクと音がした。  湯気は猫を包み込みその姿を霞ませた。  鋭い猫の声が上がった時・・・射精していた。  お湯に漬けてすぐに出した。  すぐに死なせたなら面白くないからだ。  何度も何度め漬けては引き出すことを繰り返した。  漬ける度に飽きもしないで鳴き叫ぶ声が楽しくてしかたなかった。  死ね。  そう思った。  死ね。  そう心が叫んだ。  不愉快な連中の顔が浮かんだ。  そしてあの女の。     死ね。  アイツらの代わりに。  またお湯に漬ける。    苦しめ。  アイツらの代わりに。  この身に受けた不愉快さの全てをお前がひきうけろ!!  この世で上手くいかない全ての理不尽をお前が引き受けろ!!  死ね。  苦しめ。  泣き叫ぶ声は人間の声にも似ていて甘美だった。  頭の中のモヤモヤが消えていくようだった。    死ね、苦しめ・・・苦しみ抜いて死ね!!  鳴き声が聞こえなくなるまで、それを繰り返し続けた。  ズボンの中は何度も放ってぐちゃぐちゃだった。  ・・・泡立つ鍋の中に猫を放置して、その場を去った。  影が生まれた。    影は泡立つ鍋と、まるで具のように煮える猫を包み込んだ。

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