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Ⅶ 《おまけ+》ない!
ない。
ない、ない、ない。
絶対ない!
「ない……そうだね」
琥珀色の深い瞳が、神妙な面持ちで頷いた。
「君には種がない」
…………………………は?
「Ωの君は種なしだ」
「なっ」
「だから、君の睾丸に精子を作る能力はない」
「なァァァァーッ」
「驚く事はない。種なしΩを受け入れるのはαの常識だ」
常識知らずなのは、あなただ!
「君の股ぐらの茂みにぶら下がっているのが、種なししわしわ金玉もどきであろうとも、私が受け入れる」
(この人は)
講習の面前で真っ昼間から……
「可愛い種なししわしわ金玉もどきΩ、安心して私の胸に飛び込んで来なさい」
キラリン★
「ウィンクするなァァー!!」
プシュウゥゥゥー
変な名前で俺を呼ぶな。
正義の鉄槌だ。
湯気出して、床の上で寝とれ。
超絶スーパーエロエロどすけべα♠
……あと、しわしわはαも同じだからな?
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