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第13話 - ①
ついに天敵と
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出張明けの1週間ぶりの会社
眠気と若干の頭痛を押して出社し、まず先に支店長に部長にへと出張の報告を済ませ、
やれやれと自分の席に座るといつの間にか出社していた隣の武藤から
『おはよう』の言葉と一緒に手を出された
「はぁ〜…お土産だろ?」
「おぉサンキューッ、流石お母さん!よく分かったな」
「どっか行くたびに手を出されれば、分かりたくなくても分かるって」
現金な武藤にほらよ…と紙袋を渡せば、今回は珍味か!と、喜ぶ
そんな武藤を横目に俺はある人物を探していた
そして目に捉えた瞬間…
「森課長おはようございますッ、今お時間ありますか?大丈夫ですか、ありがとうございます」
「は?何を言ってー…」
「え?森課長も俺に用事があるんですか?うわぁ奇遇ですね、では会議室取っているのでそちらでお話しでもいいですか?」
「だから話しを聞けとー…」
「そんなにお時間取らせませんし、すぐ終わりますからよろしくお願いします。ではこちらです」
「ちょっ、私は朝イチでー…」
嫌な顔をしているがそれを無視し
一気に距離を詰め
返答の回答を与えず
話しを続け捲し立て
腕を掴み
森課長を会議室へと押し込めた
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