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夏休み編『第40話*』

「あぁあっ!」  がくん、と顎を跳ね上げ、頭を後ろに反り返らせる。  どうやら挿入された瞬間軽く達してしまったらしく、白濁を噴き上げることもないまま、夏樹はぶるぶる全身を震わせた。  射精なしの絶頂に痙攣している身体を、市川は思う存分貪っていく。 「あっ、あっ! まだだめ、先生……待ってぇっ!」 「ごめんな、夏樹……。でももう、俺も止まりそうにないんだ」 「あぁっ! んっ……あっ、あっ、はぁあん……っ!」  激しい抽挿を繰り返され、身に余る快感に悶絶する。  グリグリ腰を回された後、ギリギリまで欲望を引き抜かれ、入口をゆるりと刺激された直後に、最奥まで楔を打ち込まれる。  細い腰をがっちり掴まれて身体を揺さぶられると、イイところに硬いものが当たってめまいがするほどの快感を味わえた。  もう気持ちよすぎて何が何だかわからない。狂おしいほどの熱量と圧迫感に満たされ、与えられる刺激に悦びの声を上げ続ける。 「あひっ! ひぅ、あ……やあぁ、あんっ!」 「……なんかすごい反応してるな。そんなに気持ちいい?」 「いい……っ、気持ちい……! 先生、もっと……!」 「……ヤバい。今日の夏樹、ホントに可愛い……。祭りの後だからかな」 「はぁっ、あ……ああ、あう、だめ……やあぁ……っ!」  びくん、と腰を痙攣させる度に、勃ち上がった陰茎が揺れる。滲み出した淫液が飛び散り、生理的な涙がこぼれる。飲み込みきれなかった唾液があふれ、唇から伝い落ちた。  思考が快感に溶け、全身に甘い痺れが回り、本当に頭が吹っ飛びそうだった。

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