176 / 282
春休み編『第21話*』
閉じていた両足首を捕らえられ、ぐいっと左右に大きく割り開かれてしまう。
肛門から精液が漏れてくるところを凝視され、夏樹は慌てて市川の腕を掴んだ。
「ちょっと先生、やめて……っ!」
好きにしろとは言ったものの、さすがにこれは心理的抵抗が大きい。淫らな後孔を見られるだけではなく、様々な体液で濡れた股間が丸見えになってしまうのも恥ずかしくてたまらなかった。
だが市川は当たり前のような顔で、さらりとこう言った。
「大丈夫だよ、ちょっと掃除するだけだから」
「……へ? 掃除って……」
なんだか嫌な予感がする、と思った次の瞬間、市川が剥き出しの股間に顔を埋めてきた。
「っ……いやぁッ!」
温かくぬめった舌が、薄い茂みごと下肢を這って行く。自分で出したものや滲んできた汗、緩んだ後孔まで舐められて、夏樹は羞恥のあまり憤死してしまいそうになった。
「だ……だめ……せんせ、お願い……舐めないでぇ……!」
「あぁ、夏樹の味がする……。マジでたまんない……めっちゃ興奮するわ」
「っ!? こ、この変態教師ぃぃ……!」
夏樹が悶えている間にも、市川の舌は容赦なく股間を滑っていく。
たっぷりと汚れた部分を舐め取ったかと思ったら、今度は勃起した夏樹自身まで口に含まれてしまい、羞恥と快感に頭が真っ白になってきた。
「あぁん……っ、はう……あ、先生……!」
「どうだ? 久しぶりのフェラ……気持ちいいだろ?」
「い、い……ですけど、これ……恥ずかし……んですって……!」
「それがいいんだろ? 恥ずかしい方が気持ちいいんだよな?」
「そ、なわけ……ひゃあっ!」
急に脚の奥に指を突っ込まれ、夏樹は悲鳴混じりの嬌声を放った。
ぐちゅぐちゅと派手な音を立てながら、二本の指で奥から手前を掻き回してくる。おかげで中に出されたものが次々とあふれ出てしまい、入口を伝って尻の狭間に滴った。
ともだちにシェアしよう!