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春休み編『第20話*』

「あ……?」  その時、ずるりと欲望を引き抜かれて、うつ伏せになっていた身体を横向きに転がされた。  そして片脚だけ抱え上げられ、横から勢いよく挿入されてしまう。 「ああぁっ! だ、だめ……まだ……はあぁん!」 「何回イってもいいよ。俺も存分に出すつもりだから……離れてた分、たっぷり抱き合おうぜ、な?」 「んん……っ!」  ズン、と腹の底を突き上げられ、夏樹は髪を振り乱して身悶えた。  一度出された市川の精液が、腹の中でいやらしい音を立てているのが聞こえる。肉筒は既に完全に溶け出し、市川の形に馴染んで美味しそうに肉棒をしゃぶっていた。  中を突かれる度に内襞が大喜びし、きゅうきゅう収縮して市川を締め上げている。 「はあ……夏樹の中、やっぱりめちゃくちゃ気持ちいいな。熱くて柔らかくて程よく締め付けてきて……同じ男とは思えないよ」 「そ、それも……先生の教育の賜物、でしょ……っ! あぁっ」 「そうかもな。でも、素質がなかったらここまでエロい身体にはならないよ。相性そのものもいいし……やっぱり夏樹は最高だ」 「うんん……っ!」  一番感じるところをゴリッと刺激され、背中が綺麗に反り返る。中を抉っている市川がぐんと大きくなり、夏樹の体内を強く圧迫していった。 「やべ、イく……!」 「あっ、先生……! んんッ……!」  ドクン、と市川が脈打ち、再びたっぷりと欲望を注ぎ込まれる。二度目とは思えないほどの精液が迸り、さすがに腹部が苦しくなってきた。  腹の奥まで精子を送り込んだ市川は、一度腰を引いて己を抜いた。 「はぁ……はあ……」  ぐったり畳に身体を投げ出し、夏樹はせわしない呼吸を繰り返した。  お腹いっぱいに出された残滓が下の口からとろとろ漏れ出てくる。さすがに直視されるのは恥ずかしくて、膝を合わせて緩んだ秘蕾を隠した。 「なあ、夏樹」 「はい……? ……あっ!」

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