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No.1

1. 「ケイ、ここで服脱げる?」 「はい。」 「じゃあ、目をそらさずに脱いでごらん。」 カナトの指示でケイはひとつひとつボタンを外し白いシャツを脱いでいく。 スポットライトのお陰で、頬が赤く染まり、目は潤んでいることがよくわかる。 「下は脱がないでね?ここはお店だから。その先は二人きりのときにね。」 耳元でカナトが囁いた。 そしてケイの視線がカナトの視線と交わる。 「後ろに手を。僕にカラダを預けて。」 慣れた手つきで上半身を縛り、天井の吊り用フックに縄をかけ固定していく。 ギリギリ足の付く高さでケイの足がぷるぷると震え始める。 ケイの白い肌と赤い縄のコントラストが目に焼き付く。 「痛いところはない?」 「...大丈夫です。」 「良い顔だね。かわいい。もっと恥ずかしい格好にしてもいい?」 「もちろん...。」 ケイの足に縄をかけ吊るす。 M字に開かれた姿に視線が集まる。 「ほら、できたよ。みんなにみてもらいな?」 「...ん。」 ケイの視線がふわふわしはじめ、目線があわなくなる。 「気持ちいいね。ずーっとこの時間を味わってたいね。」

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