「じゃ、涼真から…来てよ」 下から涼真を見上げて意地の悪いことを言った、かもしれない。 「いいよ。ほら、脱がすから背中上げて…よいしょっと」 涼真の手でシャツを剥がれ、その次はズボン。 あれ…積極的…！ ボクサー一枚になった俺は誰が見ても分かるほど中心が昂っていた。 「うわ…もう…こんな…」 「涼真がストリップ始めた時からだよ」 「ストリップ言うな」 体は正直だ。 野原さんにのしかかられた時は一切反応せず沈黙を守った俺の俺。 今ははち切れんばかりの臨戦態勢になっている。 ほぼ同じシチュエーションなのに、全然違う。 「あっ！何？涼真…！」 いきなり下着をずり下げてブルンと飛び出したそれを、涼真はためらうこと無く口中に迎えた。 先端をチロチロと舐めながら根元から扱き上げられて気持ち良くない訳が無い。 「あッ！りょ…！あッ…！」 「うぐッ…ゲホッ…早くないか？」 「悪かったな！気持ち良過ぎんだよ」 「そっか」 満更でもなさそうな顔をした涼真はいつの間にかベッド脇の引き出しからボトルを取り出しそれを枕元に置いた。 それから俺の腹に手を滑らせ、俺の体にその薄い体を乗せるようにしてゆっくりと顔が近づいてくる。 「…見てて」 蓋が開く音がして、涼真がモゾモゾと動いた。 「ん…ン…ッ…」 「ねえ、涼真。気持ち良いの？」 「ん…はッ…あン…」 「ねえ…」 耳元で喘ぐ涼真を黙って見てるなんて…俺には出来ない。