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焼きもちを妬いてばかりの彼

ふたりを起こさないように布団から抜け出そうと、少しだけお尻を横にずらしたら、 「あっ……」 彼と目が合った。それだけじゃない。 「明日は朝早いんだ。さっさと寝ろ」 副島さんとも目が合ってしまった。 「そんな言い方はないだろう。どうした四季?トイレなら連れていくぞ」 「ううん、大丈夫」 首を横に振った。 「ふたりの腕が胸の上にあって、それで息が苦しくて、目が覚めてしまったんだ。ぼんやりと夜空を見上げていたら眠くなるかなって思って」 白い月明かりが射し込む部屋を眺めた。 「そうだったんだ。ごめんな」 肩をそっと抱き寄せられた。 「か、和真さん!」 副島さんに俺の前でイチャイチャするな。嫌がらせかって睨まれるよ。怒られても知らないよ。 「副島は俺よりずっと大人だからそんなことでいちいち目くじらを立てないし焼きもちを妬かないよ。それよりも、長谷川さん早く見つかるといいな。でもまさかきよちゃんまでいなくなるとはな。驚いたよ」 メールを直接見ていないからよく分からないけど、あのあと、たもくんからきよちゃんが家出したって返信が来たみたい。

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