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報われない想い
「もしかして挿れただけでイッたのか?」
「ちがう」
首を振り慌てて否定した。
「そうか?じゃあ、もう少し入れるぞ」
「え?」
全部じゃなかったの?
青ざめる僕に彼は、にっこりと笑んだ。
「初めてなのにいきなり全部入れたらきみを壊しそうで……あれでも手加減したんだぞ」
ゆるりと腰を揺すりながら、硬くて大きなものが内側へと進んできた。
わ、うそ、長い。
「四季……きみの中、温かくてすごく気持ちがいい。入れただけなのにもうイキそうになってる。動くよ」
「え?ちょっと待って」
戸惑う僕の意志に反して、嬉々として彼の昂りを胎内に受け入れていた。
「大丈夫、きみが嫌がることはしない」
彼は僕の身体を気遣うように、ゆっくりとしたペースで動き始めた。
爪先から髪の先まで彼に満たされているような恍惚感に包まれる。
「あ…っ…あ、ぁあっ」
動かれるたび、揺さぶられるたび、高い声が漏れる。性器に指を絡められ、揺さぶられる動きに合わせてしごかれると、もう訳が分からなくなった。
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