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暗澹
「明日、早起きしてお弁当を作らなきゃ」
「ありがとう。四季の手作り弁当久し振りだからめちゃくちゃ嬉しい」
彼にぎゅっと抱き締められた。
頤を掬われ、ちゅっと口付けられ、目が合うとどちらからともなく微笑みが零れた。
頬に優しい指先が触れてきて。そっと口付けられた。
啄むような口付けが何度も唇に触れてきて、あえかな声を漏らすと、口付けはどんどん甘くなっていった。
「心春が起きないうちにしよう」
掠れた声で囁かれぴくっと体が震えた。
こはるちゃんはお手手をばんざいしすやすやと気持ち良さそうに眠っていた。
「和真さん、そこは駄目……っあ、あぁっ」
胸元をなぞっていた彼の指が胸の小さな突起に触れてきて、大きく背をしならせた。
彼の早く寝ようかは、早くエッチして寝ようという意味だったみたいで。あっという間に服を全部脱がされてしまった。
「だめ、だめっ、あっ、ん……」
摘み上げられた乳首を指の腹で何度も擦られ、言い掛けた言葉が嬌声にかき消される。
そこを刺激されるたび、体の奥から次々と愉悦が込み上げてくる。腰の奥がじんじんと痺れ、性器はすでに硬く張り詰めている。
弄られ続け、赤く、敏感になった乳首は、そっと触れられるだけでも恥ずかしいくらい感じてしまう。
その上、もう片方の乳首に口付けられ、含まれたと思えば音を立てて吸われ、為す術もなく喘ぎ、悶え続けた。
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