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決着のとき
「真山と結婚するなんて一言も言ってないわよ。セックスしても全然気持ち良くないし。真山のアレ大きいだけで全然勃たないし、中折れするし、サイテー。保や久保木のほうがまだマシ。真山も子どもも捨てれば自由が手に入ると思ったのに。残念」
真山さんがいないことをいいことに橋本さんが開き直った。
これにはたもくんも開いた口が塞がらなかった。
でもそう簡単にキヨちゃんの思惑通りに事は運ばない。
「言いたいことはそれだけか」
真山さんが戻ってきた。唯人さんと明日花さんの首根っこを掴み、車の後部座席から無理矢理引きずり下ろすと、卯月さんと渋川さんの前に突き出した。
「3分遅刻だ」
「聡太がなかなか泣き止まなかったんだ。哺乳瓶は受け付けてくれないし、困り果てていたら菱沼組の顧問弁護士だっていう男が助けてくれた。遅刻してすまない。キヨ、四季に謝れ。聡太が待ってる。さっさと帰るぞ」
真山さんがキヨちゃんを車から下ろすと、肩に担ぎ僕の前に連れてきた。
「なんで私がコイツに……」
頑なに謝罪を拒否するキヨちゃん。
それは明日花さんや唯人さんも同じだった。
「なんで俺たちが……」
「私たちなんもしてないじゃん」
ぷいと横を向いてしまった。
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