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第四章・2

「ま、お前はこの家で父さんと一緒に仲良くやれよ、な」  一方的に話を区切り、来夢は再びゲームに没頭した。  そんな兄は放っておいて、紫苑は二階の自室へ入ると由樹に電話をかけた。 『三日も電話くれないなんて、冷たいな』 「用が無きゃ、かけないだろ。普通」 『僕の恋人になったのなら、一日に三回は欲しいんだけど』 「それより、最近来夢と会ったか?」  その話、と由樹は電話口で大きく息を吐いた。  嫌そうな声音に、紫苑は不穏な予感を覚えていた。 『じわじわと近づいて来てるよ。昨日も、僕と同じサークルに入部したし』 「どういうことだよ」 『まだ僕を狙ってる、ってこと』 「何だって」  紫苑は、思わず声を荒げていた。

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