14 / 14

第14話

波瑠はチラリと祐也の方に視線を向け、また千秋を見た。はるはこの人?と千秋に目で訴えているようで、祐也のことについて話していた千秋は、バツが悪そうに目を逸らした。 「初めまして。千秋の友達の、波瑠です。」 「あ…井上祐也です。よろしく」 何故か自己紹介をする羽目になり、祐也は戸惑いつつも応じた。 「僕が邪魔したようで、ごめんね。千秋、また連絡するよ」 「…あぁ」 あの不敵な笑みには、色々と聞かせてもらうよという波瑠の意思が見えるようだった。…頭が痛い。 「祐也…行くぞ」 「あぁ…」 祐也もどこかぼんやりしたように返事をし、千秋について行った。

ともだちにシェアしよう!