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第十一章・7

 グランズをちゅぱちゅぱと吸い、割れ目に舌を入れてこそぐ。  口に含まれ舌で舐められると、駿佑は早々に白旗を上げた。 「聖、もうダメだ。我慢できない。挿れさせてくれ」 「駿佑さん、意外にオーラルセックスに弱いんですね」 「相手が君だからだよ、聖。こんなに感じるのは初めてだ」  半ば強引に聖の口を性器から離し、慌ただしく彼の後膣に挿入した。 「あ、あぁ、あ! 駿佑さん、ダメ! すごい、おっきい!」 「その割には、すんなり挿入るぞ」  すっかり駿佑の身体に慣らされた聖の後ろは、筋が浮くほどいきり立った彼のものを咥え込んだ。 「あ、はぁ、ぁん……」 「大人しくなってしまったな」  うっとりと、自分の白い腹を撫でる聖。 (この中に、駿佑さんが挿入ってるんだよね……)  ぞくぞくする。  それと同時に、たとえようもない幸福感に満たされる。  今僕は、最愛の人と一つになってるんだ! 「動くぞ」 「くぅ、うぅんッ」  甘美な予感に、聖は見悶えた。

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