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おまけ話 ごっくん

股座の間に座り込んだ歩夢は、熱心に冬雪の性器に奉仕している。  陰茎のかたちに頬が膨らんでも、その整った顔立ちはどこまでも可憐だ。 「ハムスターみたい。可愛い」  膨らんだ頬を撫でると、水分量の多いもちもちの肌が吸い付くようだ。  歩夢の柔らかい唇が張り出した段差に押し当てられて、唾液に濡れた舌が先端を包む。巧とは言い難いが、懸命な姿や揺れるお尻を眺めるだけで、下半身に血液が集中するのを感じた。パジャマの上だけを纏っていて、下半身は剥きだしだ。 「歩夢、いいよ。上手」  冬雪の声はいつもより吐息が多く含まれていて、情事の最中だということをありありと思い起こさせる。 「ひもひひ?」 「そこで、喋んないで」  冬雪のくすぐったさから笑みを含んだ声が愛おしい。歩夢は満足げに微笑むと、口から性器を離した。先走りを飲み込んで、大きな瞳がいたずらに細められる。 「冬雪さんの感じている声。すごく興奮する」  歩夢は上体を起こして、屹立した陰茎を見せつける。冬雪よりもサイズの小さいそれは、それでも立派に天を仰いでいた。 「本当だ。すごく濡れてる。触ってあげようか?」  囁くように優しく問いかければ、歩夢は左右に首を振った。 「だめ。口ん中にだして」  歩夢は赤い舌を見せつけるようにだして、そのまま冬雪の性器を再び口内に迎え入れる。 「歩夢、口蓋弱いよね」  言いながら、冬雪は腰を動かした。先端で口蓋を突く。 唾液の絡まる水音の合間に、歩夢の荒い息遣いが混ざる。時折、くぐもった声が感じ入るように喘いで、息継ぎをした。固く主張する胸の飾りも、涙を零す陰茎も、全身で気持ちいいを伝達してくる。 「っはぁ、んんッ、ん、ん」  喉の奥が締め付けて、刺激に腰が震える。 「っは、歩夢。だすよ」  歩夢の柔らかい髪を抑えつけて、少し乱暴に腰を動かす。歩夢は気持ちがいいとすぐに泣いてしまうから、懸命に頬張って口を動かす表情は涙に滲んでいる。  限界まで張り詰めた性器が解放を求めて力が入る。歩夢のくぐもった声は少し苦しそうで、それでも性器を口から離さなかった。  喉の奥が締まって、その刺激に白濁を吐き出した。どくどくと鼓動とリンクするように、最後の一滴まで絞り出す。 「ケホッ、ハッ、はぁ、は」  歩夢は堪らず咳き込んで、口の端から飲み切れなかった白濁がタラリと床を汚す。 「ふふっ」  歩夢が突然、笑い始めるから、冬雪は訝し気に眉を寄せる。 「なにが面白いの?」  歩夢の顔を覗き込んで、瞳の涙を拭いとる。 「僕のご飯、毎日食べてるからかな? ちょっと美味しくなったよ。冬雪さんの精液」  歩夢の細められる瞳は、間接照明の光を反射して妖艶に光る。最近よくこんな表情を見せるようになった。どんどん色っぽくなっていくような気がする。 「まずかったの?」 「まずいというより苦かったよ?」 「苦いのに飲んでくれてたの?」 「冬雪さんのだから」 「へぇ、じゃあもっと飲みたいでしょ」  歩夢の身体をベッドの上に引っ張り上げて、押し倒す。性急な手つきで、歩夢の足を開かせる。中央に揺れる陰茎は白濁に濡れていて、先ほどよりも萎んでいた。 「もしかして、僕の咥えながらイっちゃった?」  真っ赤になった歩夢は両手で顔を隠した。 「僕も気持ちよかったから」 「ほ~んと、歩夢は僕を煽るのが上手だね」  さっき出したばかりなのに、もう復活している。屹立した陰茎を歩夢の後孔に押し付ければ、期待に蕾が開く。 「たくさん、飲ませてあげる」 「アアッ!」  躊躇うことなく、一気に奥まで挿入する。  散々弄った腸内は、難なく圧倒的な質量を受け入れた。ぬかるんだ腸内が陰茎を締めつける。衝撃に目を見開いた歩夢の身体が大袈裟に跳ねた。 「いっぱい注いであげるね」  歩夢の真っ白なお腹を撫でまわしながら、かき混ぜるように腰を動かす。  歩夢はごくりと、唾を飲み込んだ。 「ねぇ! 無限に出てくる!」  歩夢の可愛い抗議に笑いが止まらない。  情事が終わって、風呂場に直行した。冬雪は湯船に浸かりながら、シャワーを浴びている歩夢の奮闘を観察する。壁に手をついてお尻を突き出すような姿勢で、後孔を弄っていた。中から零れるように垂れる白濁が太ももを伝っている。  掻きだすことに一生懸命で、たぶん歩夢は自分がいまどんな格好をしているのか分かっていないんだろうな。 「ほら、貸してみんしゃい。掻きだしちゃる」  勢いよく湯船からあがって、歩夢の背後にまわった。そのまろい尻を撫でながら、双丘を割り開く。指を突き入れれば、コポリと白濁が吐き出された。 「いや〜、オレもまだ若いねぇ〜」  わざと歩夢の弱いところを擦りあげながら、奥へ奥へと指を進めていく。 「あっ、だめ、ちょっと! 触り方ヤラシイ」 「ん〜、僕はマジメに後始末してるだけだよー」 「だめだってば、ソコッ、んッ、ア」  指の数を増やして、開くようにバラバラに指を動かす。 「ねぇ、ここまだ欲しそうだよ? 挿れていい?」  歩夢の顔を覗き込めば、歩夢は「もう、ムリ!」と喚いた。気にせず反応した性器を擦り付ければ、歩夢から抗議の声が上がる。 「明日、お腹壊したら僕ご飯作んない!」 「そしたら僕が作ってあげるよ」  即答すれば、歩夢の瞳がキラキラと輝いた。 「なに作ってくれるの?」 「もちろん。とんこつラーメン」

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