「は……っ、晴太郎、さま……」 　与えられる快感に、自然と息が漏れた。熱い粘膜に包まれながら、チロチロと先端を舌で舐められるとぶるりと腰が震えた。晴太郎の小さな口に収まらなかった根本のあたりも、握って扱かれしっかりと快楽を与えられる。彼の口内でムクムクと自身が育っていく。ちゅる、と控えめに吸い上げられただけでも気持ち良くて背筋が丸まった。 「んぅ、ひもちいい、か？」 「うぁ……っ、はい、とても……っ」 「んむ……っ、はぁ……もう、いいか」 　ずるり、と晴太郎の口から解放された自身は、しっかり硬くなっていた。晴太郎は七海の上に跨ると、それを自身の後孔にぴったりと当てて、ゆっくり腰を下ろした。 「んぐ、ぅ……はぁ……っ！」 「ふ、う……っ、大丈夫、ですか？　ゴム、付けてない……っ」 「んっ、平気、だ……っ、いらない！　おまえは、じっとしてろ……っ」 　 　晴太郎は七海の腹に手をついて、ゆっくり、ゆっくり腰を落とし、七海のものを呑み込んでいく。彼の中は熱く、七海のことを誘うようにきゅうきゅうと締め付けてくる。 　正直、晴太郎の与えてくる刺激は焦ったい。彼の腰を掴んで下から思い切り突き上げたい衝動を、ギリっと奥歯を噛み締めて耐える。 「くっ、はぁ……ぜんぶ、入った、か……？」 「ふ、ぅ……っ、入り、ました」 　なんとか七海の自身を全部飲み込み、ぴたりと二人の肌が重なった。晴太郎は熱い息を吐いて、またゆっくり上下に腰を動かしはじめる。 　気持ちいい、が、熱を解放するには少々物足りない。ずっと中途半端な刺激を与えられ続け、七海はもう我慢できなかった。 「……っ、すみません、晴太郎様」 「えっ？　ひぅ、あっ、ああぁ……っ！」 　両手で晴太郎の腰をしっかり掴み、彼の奥を目掛けて下から思い切り突き上げた。 　七海のものが晴太郎の最奥を突き上げると同時に、びゅるる、と彼のものから勢いよく精が放たれた。 　 「ひ、ぃ……あっ！　まて、ぅあ……っ、イってる、から……ぁ、やだ、あっ、ああっ！」