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エピローグ

 火曜日に託とカラーを取りに行ってから、1度詫の家に帰って契約をした。  絶対ってわけじゃないけど、一応カラーをつけるためのルールっていうのがある。  僕から託にカラーを渡し、つけてもらうのだ。  それでパートナー契約を結んだDomに忠誠を捧げるという意味になる。僕が託のものになるってこと。  託のもの?  そう考えたらなんか顔が火照ってきた。 「何考えてんの?」  託にちょっと呆れたように言われた。 「え、あ」 「託のものになるんだなって思って」  すごくドキドキしてきた。 「ねえ、鈴也。それ絶対煽ってるから」 「違っ、託」  キスをされてしまった。 「あ、ちょっ」 「俺のものの証」  カラーを首につけられ、そのカラーにキスされた。 「た、託」 「おすわり」  ひざまずいて、託にお手をした。  手にキスをされながら言われた。 「俺の大事な鈴也」  託のかっこよさにくらくらして、顔は火照るし、体はふやけそうで、もたない。 「いい子」  頭を撫でられ、僕はただ託の従者(もの)になったのだった。

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