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第2話
数日後―――――――
「おはよう」
不気味な表情をした蓮にそう言われた。俺は変だと感じながらいつも通り返事を返した。
「ねえ、澄さ。」
「なんだ?」
「今日、俺の家で飲まない?聞いてほしいことがあるんだあ」
「相談?まあ、今日は予定ないしいいよ」
俺のこの返事にやったあ!と嬉しそうに笑う蓮にたまにならいいかと思った。
P.M. 6:00―――――――――
授業が終わり、街をふたりでぶらぶらしてスーパーで大量のお酒を買った後、蓮の家についた。街をぶらぶらしているときに、居酒屋でもよくないか?と聞いたが、蓮に宅飲みのほうが安いしぃ、それに人がいるところでは言いづらい、、と言われてしまった。
「さぁさ!あがってあがって!!昨日綺麗に片づけたんだぁ」
と、嬉しそうに蓮が言うからまあいいかと思い、部屋に上がらせてもらう。お洒落なローテーブルに買ってきた大量のお酒を並べ、飲み始めた。お酒が入っているからなのか、いつもより話が盛り上がる。たまにはいいかもなこういうのも、と思っていると不意に蓮の言っていた相談?を思いだした。
「ねえ、蓮。そーいえば相談?ってなんだったの?」
「ああ、相談というよりかは話したい事なんだけどね。」
「そうなの?んで??あっ、あれか?好きな人できたとか!!」
「、、、んー。とりあえずもう少し飲んでから言いたいな!酔ってたほうが話しやすいし」
たしかに、、と思っていると蓮が話を変えた。そして、その話をしながら飲み進めていった。
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